公開日:2023.09.19 更新日:2023.09.19
【兵庫県】空き家買取のメリット・相場|自己負担0円で活用も!
空き家を買取に本当に出して良いのか、出した場合の相場はいくらなのか、空き家買取にはいろいろな疑問が付いて回りますよね。兵庫県は、神戸市を中心に多くの空き家があり、気になっている方も多いと思います。
そこでこの記事では、兵庫県で空き家を買取に出す場合の相場や、空き家買取のメリット・デメリットなどを解説します。
空き家買取のメリット・デメリットとは?
空き家買取はメリット・デメリットがハッキリしており、「早く処分できるが、買取価格が比較的安い」という特徴があります。
空き家を早く処分できる理由は、空き家を不動産会社が買い取ってくれるため。買い手を見つける必要がないので、不動産会社との間で買取価格がまとまれば、すぐに売却できます。
しかし、不動産会社が買い手を見つけて売却する必要がある都合上、買取価格はどうしても安くなってしまいます。そのため、なるべく高く売りたいと考えている方には向かない場合があります。
つまり、買取価格が安くても早く処分したい、という方におすすめの方法といえるでしょう。
さらに詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
兵庫県の空き家買取の相場はいくらか?
兵庫県は、全国で第7位、近畿地方で第2位という多くの人口を抱える県です。それだけに空き家の数も多く、特に都市部の神戸市や姫路市、尼崎市などに多くの空き家が集まっています。一方で空き家率は淡路市や佐用町、洲本市などの地方部で高い傾向にあります。
相場の傾向は、需要や地価が高い都市部ほど高く、需要や地価が低い地方部ほど低い傾向にあります。
そこでここでは、兵庫県内で需要が高い、都市部の売却価格相場と参考買取相場を紹介します。
参考買取相場は、一般的な指標とされる売却価格の約7割を参考価格として紹介します。
ちなみに、兵庫県の空き家事情について詳しく知りたい場合は、以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。
買取相場(参考価格)
兵庫県全域の空き家の売却価格と参考買取の相場はそれぞれ以下のとおりです。
兵庫県全体の住宅価格相場と参考買取相場(2022年11月時点)
・全体の売却価格相場:2,778.84万円 ・参考買取相場:1,945.19万円(売却価格相場の7割) ・3DK以下の売却価格相場:1,922.98万円 ・参考買取相場:1,3406.09万円(売却価格相場の7割) ・3LDK~4DKの売却価格相場:2,714.13万円 ・参考買取相場:1,899.89万円(売却価格相場の7割) ・4LDK~5DKの売却価格相場:2,816.86万円 ・参考買取相場:1,971.80万円(売却価格相場の7割) ・5LDK以上の売却価格相場:2,917.11万円 ・参考買取相場:2,041.98万円(売却価格相場の7割) |
出典:at home
兵庫県全体では、売却価格相場が3,000万円以下になっていますが、あくまでこれは平均であり、都市部では平均を大きく上回るところもあります。そのため、兵庫県全体の価格で判断せず、個別のデータを調べることが大切です。
ここでは、需要の高い都市部の相場を4箇所紹介します。
神戸市の住宅価格相場と参考買取相場(2022年11月時点)
・一戸建て売却価格相場:3,060.14万円 ・参考買取相場:2,142.10万円(売却価格相場の7割) ・3DK以下の売却価格相場:2,100.85万円 ・参考買取相場:1,470.60万円(売却価格相場の7割) ・3LDK~4DKの売却価格相場:2,839.24万円 ・参考買取相場:1,987.47万円(売却価格相場の7割) ・4LDK~5DKの売却価格相場:3,136.73万円 ・参考買取相場:2,195.71万円(売却価格相場の7割) ・5LDK以上の売却価格相場:3,579.10万円 ・参考買取相場:2,505.37万円(売却価格相場の7割) |
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姫路市の住宅価格相場と参考買取相場(2022年11月時点)
・一戸建て売却価格相場:1,879.74万円 ・参考買取相場:1,315.82万円(売却価格相場の7割) ・3DK以下の売却価格相場:1,799.38万円 ・参考買取相場:1,259.57万円(売却価格相場の7割) ・3LDK~4DKの売却価格相場:1,723.72万円 ・参考買取相場:1,206.60万円(売却価格相場の7割) ・4LDK~5DKの売却価格相場:1,482.10万円 ・参考買取相場:1,037.47万円(売却価格相場の7割) ・5LDK以上の売却価格相場:1,863.83万円 ・参考買取相場:1,3034.68万円(売却価格相場の7割) |
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尼崎市の住宅価格相場と参考買取相場(2022年11月時点)
・一戸建て売却価格相場:2,537.97万円 ・参考買取相場:1,776.58万円(売却価格相場の7割) ・3DK以下の売却価格相場:1,454.91万円 ・参考買取相場:1,018.44万円(売却価格相場の7割) ・3LDK~4DKの売却価格相場:2,523.27万円 ・参考買取相場:1,766.29万円(売却価格相場の7割) ・4LDK~5DKの売却価格相場:3,146.55万円 ・参考買取相場:2,202.59万円(売却価格相場の7割) ・5LDK以上の売却価格相場:3,812.20万円 ・参考買取相場:2,668.54万円 |
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明石市の住宅価格相場と参考買取相場(2022年11月時点)
・一戸建て売却価格相場:2,894.66万円 ・参考買取相場:2,026.26万円(売却価格相場の7割) ・3DK以下の売却価格相場:2,220.92万円 ・参考買取相場:1,554.64万円(売却価格相場の7割) ・3LDK~4DKの売却価格相場:2,610.67万円 ・参考買取相場:1,827.47万円(売却価格相場の7割) ・4LDK~5DKの売却価格相場:3,196.93万円 ・参考買取相場:2,237.85万円(売却価格相場の7割) ・5LDK以上の売却価格相場:3,220.68万円 ・参考買取相場:2,254.48万円(売却価格相場の7割) |
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買取相場の調べ方
大まかな買取相場は、不動産情報サイトで調べることができますが、あくまで平均値や大まかな額止まりになってしまいます。そこで、さらに詳しい買取相場を調べたい場合に役立つ方法を4つご紹介します。
1.匿名査定ができるWebサイトを利用する Web上で、空き家の所在地や築年数、構造などを入力することで大まかな査定価格を知ることができる 2.レインズ マーケット インフォメーション(レインズ)を使う 国土交通省指定の不動産流通機構が運営・管理する不動産情報ネットワークシステム。物件種別や取引価格、土地・建物の面積などが調べられる(レインズ マーケット インフォメーション) 3.土地総合情報システムを参考にする 「地価公示及び地価調査データ」と「不動産取引価格のアンケート結果」を調べられるサイト。国土交通省のWebサイトで閲覧できる(土地総合情報システム) 4.路線価図から調べる 路線(道路)ごとに、面している宅地の1平方メートルあたりの価格を記した図。国税庁のWebサイトで閲覧できる(路線価図・評価倍率表) |
上記の4つの方法のなかでも、調べられる情報の種類や精度などは異なります。例えば、匿名査定サイトでは概算が分かる程度ですが、レインズや土地総合情報サイトであれば、個別具体的なデータを参照することができます。
ちなみに、路線価図では、不動産価格のベースとなる要素から調べることができるため、不動産会社に相談するときに参考にするとよいでしょう。
以下の記事では、買取相場の調べ方をさらに具体的に解説しています。高く売るコツも解説しているので参考にしてみてください。
空き家買取の一括見積サイトのご紹介
空き家を高く売るコツとして特に重要なのが、できるだけ多くの不動産会社に査定を依頼することです。ただ、複数の不動産会社にそれぞれ依頼するのは手間も時間もかかるので、効率よく見積もりを集められる方法を使うのがポイントです。
そこで使いたいのが、Webからまとめて査定を依頼できる「一括見積サイト」です。
Webサイトから一度入力するだけで、提携している不動産会社にまとめて査定依頼を送ることができ、あとは見積もりを待つだけなので、時間が無い方におすすめです。
ちなみに、一括見積サイトは、それぞれ対応エリアや提携している不動産会社が異なります。まずは、SUUMOやHOME4U、イエウールといった対応エリアが広いサイトをチェックし、必要に応じてローカルネットワークに強いサイトを探してみるとよいでしょう。
・HOME4U NTTデータグループ運営の国内最大級の不動産情報サイト。厳選2,100社と提携している。 ・SUUMO 物件種別とエリアから、簡単60秒入力で査定依頼ができる。全国に対応している。 ・イエウール 日本で1番、家を売りたい方に選ばれている売却査定サイト(※)。最大6社に一括査定可能。 ※ 2022年1月現在「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」より(株)東京商工リサーチ調べ |
空き家は買取以外にも、活用という選択肢があります!
空き家買取の見積額は必ずしも納得できるとは限りません。そのため、もう一つの選択肢として「空き家活用」という方法があることも覚えておきましょう。
空き家活用とは、空き家を貸し出して賃料収入を得ることを言います。一般的に、空き家の状態や空き家の立地が良い場合など、空き家の需要が高い場合に成功する見込みが高くなります。
また、買取と違って一度に受け取れる額は少ないですが、継続的な収入が得られるため、安定した継続収入が得られる可能性があるのも魅力的です。
ここでは、空き家活用のメリットと、自己負担0円で空き家活用を実現する方法を紹介します。
空き家活用の4つのメリット
空き家活用にはさまざまなメリットがありますが、特に以下の4つは注目したいポイントです。
・家賃収入を得られる ・資産価値を維持または向上できる ・固定資産税などの経済的負担が減る ・倒壊・防犯面などのリスクを回避できる |
まず、注目したいのは「家賃収入」という形で、物件を手放さずに収入を得られることです。空き家買取を検討している方の中には、思い入れがありできれば空き家を手放したくない方もいると思うので、ぜひ一度検討してみてください。
また、空き家を貸し出す際にはリノベーション工事を伴うことが多いため、空き家の資産価値を維持、または向上できる点も大きなメリットです。
継続収入が入れば、固定資産税をはじめとした維持費の経済的負担が減りますし、さらに利用者が日常管理をしてくれるため、倒壊や防犯面などのリスク回避にも繋がります。
このように、空き家活用には多くのメリットがあります。大切な実家を守りたい、将来的に再利用したいなど、悩みを抱えている方は、以下の記事でさらに詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
自己負担0円でリノベーションし賃貸として活用する方法!
空き家活用を検討する際に覚えておきたい方法の一つに、自己負担0円(※)で空き家活用をはじめられる、空き家活用サービス「アキサポ」があります。
空き家活用には多くのメリットがありますが、実は“初期費用”という大きなハードルがあります。借り手を見つけるために、使い勝手の改善や破損個所の修繕などが必要になり、フルリノーベーションをすれば1,000万円以上かかることも珍しくありません。
この初期費用をクリアするために、「アキサポ」は最適なサービスです。アキサポが空き家オーナー様から空き家を借り上げ、アキサポの費用でリノベーションをしてから貸し出すため、初期費用をかけることなく空き家活用を始められます。
また、契約期間中は、月々の賃料の一部を空き家オーナー様に還元するため、継続的な収入も得ることができます。
もし、初期費用というハードルで空き家活用を始められない場合は、気軽にアキサポにご相談ください。空き家を専門に取り扱ってきたノウハウとネットワークで、最適なプランを提案します。
※ 建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合があります。
まとめ
兵庫県は、全国第7位と人口が多いことから、多くの空き家があるエリアです。それだけに、空き家の注目度は高く、特に都市部における需要が高い傾向にあります。
空き家の買取価格をなるべく高くするには、一括査定サービスを利用したり、適切な買取価格相場を自ら調べたりといったことが求められます。
ただ、どうしても見積額に納得いかないこともあると思いますので、もう一つの選択肢として空き家活用があることも覚えておきましょう。空き家の状況によっては、こちらの方が適している場合もあります。
そして、空き家活用を考えるなら、ハードルとなる初期費用をはじめ、建物の維持費などの自己負担を0円(※)にできる「アキサポ」の利用を検討してみてください。
※ 建物の状況等によっては、一部費用のご負担をお願いする場合があります。
また、アキサポでは「活用」以外にも、所有者様のご意向や物件の内容等によって売買仲介や買取、土地有効活用など、空き家に関するお悩みの解決方法を幅広くご提案しております。まずはお気軽にお問合せください。