公開日:2023.02.28 更新日:2024.08.21
【最新事例】空き家のおすすめ活用方法13選!初期費用を抑えたい方必見!
せっかく空き家を所有しているのであれば、何らかの形で有効活用したいと考えるものですが「どうやって活用すれば良いか分からない」「ベストな活用方法は何?」などとお悩みの方も多いでしょう。
そこで今回は多種多様な空き家の利活用を手掛けてきた私たちアキサポが、具体的な事例を交えながら空き家のおすすめ活用方法をご紹介します。
具体的な活用イメージの参考となるだけでなく、活用にあたって押さえておくべきポイントなども合わせて解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
空き家のおすすめ活用方法13選!
空き家は立地や建物のタイプによって適した活用方法が異なるため、事前に十分な調査・分析を行った上で活用方法を見極めることが大切です。
この点を踏まえ、私たちアキサポでは、物件の周辺環境や立地条件などの現地調査を行った上で最適なプランをご提案します。さらに、所有者様の自己負担0円でリノベーション工事を実施するとともに、工事完了後には賃借人・利用者の募集までアキサポが行うなど、空き家活用に関するあらゆる工程をワンストップでサポートしています。
そこでまずは、実際にアキサポが手掛けた多種多様な活用事例の中から、特におすすめの活用方法を厳選してご紹介します。
No. | 活用方法 | 物件エリア | 建築年月 | 概要 |
---|---|---|---|---|
1 | シェアスペース | 世田谷区祖師谷 | 不明 | 空き家を“飲食店×シェアハウス×α”の地域活性化拠点へ |
2 | 宿泊施設 | 京都市東山区 | 不明(明治38年以前) | 築115年超の京町家を一棟貸し宿泊施設に |
3 | 戸建て賃貸 | 神奈川県愛甲郡 | 1986年4月 | 空き家になった自宅を新たな賃貸住居へ |
4 | シェアカフェ | 世田谷区代田 | 1975年11月 | 築46年の空き家を曜日がわりのシェアカフェへ |
5 | トランクルーム | 墨田区東向島 | 1975年11月 | 長年テナントがつかなかった店舗を個人向けの貸倉庫へ |
6 | シェアオフィス | 渋谷区渋谷 | 1967年7月 | 築52年の旧社宅をクリエイター向けのシェアオフィスへ |
7 | シェアキッチン | 板橋区大山町 | 不明 | 履物屋を飲食起業の拠点となるシェアキッチンへ |
8 | 飲食店 | 墨田区京島 | 不明 | 大正初期の大衆酒場を新店舗へ |
9 | バイクガレージ | 大田区 | 1990年10月 | 不法投棄が続く空き家をバイクガレージへ |
10 | 駐車場 | 所沢市上新井 | 1967年10月 | 放置されていた空き家の土地を最大限利用した駐車場 |
11 | 健康増進施設 | 調布市深大寺東町 | 2005年9月 | パン屋兼美容室を高齢者支援のための健康増進施設へ |
12 | 地域活性化拠点 | 新宿区北新宿 | 1991年7月 | エンターテインメント性の高い地域活性化を創出 |
13 | マルチ用途 | 横浜市西区 | 不明 | 刃物店として利用されていた空き家を3つの用途に活用 |
1.シェアスペース
こちらの物件は、20年前まで社宅や住居として使用されていました。
利活用にあたっては、既に他の地域で地域活性化のための複合施設を手掛けた「スペリアル」の知見を詰め込み、飲食店連動型コンセプトシェアハウスへと再生。1階のダイニングバーは飲食店としてだけでなく、クリエイターの作品の展示・販売や地域活性化など幅広い用途で活用されています。
2.宿泊施設
京都市東山区に位置するこちらの物件は、築115年を超える京町屋です。
活用時には、「京都白川の風情を、国内外の多方面に発信できるような利活用」をテーマに「保存・再生」の2つの観点からリノベーションを実施。現在では、1日1組限定のラグジュアリーな宿泊施設として、宿泊するゲストに伝統文化の本質を伝え続けています。
3.戸建て賃貸
こちらの物件は約10年間空き家となっていましたが、所有者ご夫婦がこまめに換気や掃除などのお手入れを行っていたおかげで10年間空き家だったとは思えないほど建物の状態が良好でした。
また、所有者様から「大切にしてきた家の雰囲気は残してほしい」というご要望をいただいていたこともあり、水廻りなどの必要最低限の部分のみリノベーションを行った上で新たな賃貸住居として再生させています。
4.シェアカフェ
こちらは住居として使用されていた築46年の一軒家の空き家でしたが、所有者様の強い要望によりコミュニティの場となる活用方法を検討しました。
そこで調査を進めたところ、住宅街で生活者の人通りが多い立地であるにもかかわらず飲食店が少ないことが判明。現地調査の結果を踏まえ、最終的には曜日変わりで出店することができる仕組みのシェアカフェへと生まれ変わりました。
5.トランクルーム
投資用に購入されたこちらの物件は、テナントがつかないことから10年間放置された状態でした。
活用にあたって調査を進めたところ、商店街に位置しているものの駅からも遠く、人通りが少ないことが判明したため、飲食店などの店舗は難しいと判断。そこで、住宅街が近い立地である点を活かし、大手貸倉庫業者と協業の上で地域住民も利用できるレンタル倉庫へと再生しました。
6.シェアオフィス
地上4階建のこちらの物件は社宅として利用されなくなってから10年以上が経過しており、なおかつ、1.2階は変電所であったことから売却が困難な状態が続いていました。
一方で、新たなビジネスやカルチャーを発信する渋谷という立地であったため、クリエイター向けの貸しオフィスへと再生することとなりました。
7.シェアキッチン
こちらの物件は以前、商店街で80年以上に渡り営業を続けていた履物屋でした。
アキサポには店を閉めるタイミングでご相談をいただき、「空き家になってしまう前に地域活性化に役立ててほしい」との要望があったことから、周辺地域と連携しながら活用を進めることになりました。
協議を重ねた結果、飲食店を起業する前の腕試しをしたい方向けの期間限定店舗、お料理教室・食育イベントの開催場所など多目的利用が可能なシェアキッチンに生まれ変わりました。
8.飲食店
こちらの物件は、大正初期より大衆酒場として地域住民に愛されてきましたが、店を閉めてからは劣化が進んでしまい、そのまま利活用するには危険な状態でした。
そこで所有者様と入念の打ち合わせの結果、建て直しを行った上で新たな店舗を作ることに。
新店舗のオープン時には地域住民の方々で行列もできるなど、新たな地域コミュニティの場へと生まれ変わっています。
9.バイクガレージ
こちらの物件はご相談時、シャッターもなく長年雨風に晒されるとともに、不法投棄物が散乱している状態でした。
そこで検討を重ね、「見えづらい」「車が入りづらい細い道」といったデメリットを逆手に取る逆転の発想から大型バイクガレージとしての活用を提案。
地域の方からも不安視されていた物件でしたが、活用後は「きれいになり、人通りも増えて安心して生活できる」とご好評をいただいています。
10.駐車場
こちらの物件は空き家になってから約10年間放置されていた状態でした。
また、所有者様は建物内の片付けや敷地内の草木の手入れをするためにその都度訪れていたためにかなり手間がかかり、悩まれておりました。
そこで、現状も踏まえて土地を最大限有効活用する方法を模索し、駅までの距離が離れていても収益をあげられるように駐車場として活用することとなりました。
11.健康増進施設
こちらの2階建ての一軒家では、以前は1階で所有者がパン屋を、2階で所有者のお母様が美容室を経営していました。
2021年4月に廃業となってから数か月後にご相談をいただき、調布市のデジタル機器を活用した高齢者健康増進事業の一環で「デジタルリビングラボ」へと生まれ変わりました。
12.地域活性化拠点
こちらは所有者である毎日新聞社との協業事業第二弾として、若者が集まるエンターテイメント性の高い拠点作りを目指し、保有不動産を有効活用した事例です。
物件の間取りを活かしてリノベーションを実施し、秋葉原で人気の脱出ゲーム「東京密室」の2号店としてオープン。若者が集まるエリアである強みを活かし、体験型ゲーム・イベント施設へと生まれ変わっています。
13.マルチ用途
こちらは長年刃物店として使用されていた物件ですが、建物の老朽化に伴い雨漏りの危険性があるなど、活用に際しては大掛かりな改修工事が必要な状態でした。
一方で「横浜市西区」という立地の良さ、多用途に適した間取り構成などの強みを備えていたこともあり、幅広い用途への利活用を検討。結果的には、路上に面している側の1階をブリトー専門店、2階を賃貸住宅、奥側を事務所とするマルチ用途での活用を実現しました。
空き家活用をはじめる際に押さえておくべきポイント!
ここまででご紹介したとおり、空き家活用にはさまざまな形があり、物件の性質や所有者様の要望に合わせて使い道を変えられるのが大きな魅力です。
ただし、空き家活用をはじめるにあたって押さえておくべきポイントはほかにもありますので、ここから特に重要な3つのポイントを紹介します。
① 特定空き家に指定されないようにすること
2015年5月に施行された「空家等対策特別措置法(通称:空き家法)」とは、放置された空き家によって起こり得るさまざまな問題の解決や空き家の利活用・処分などを目的とした法律です。
この空き家法の中では、「倒壊、保安上の危険、衛生面の悪影響」といった大きなリスクを抱える空き家を「特定空き家」と指定する旨が記載されています。
特定空き家に指定されると、所有者などに対して助言・指導、勧告、命令、代執行が可能となるほか、税金の優遇措置が解除されて固定資産税は最大6倍、都市計画税は最大3倍にまで跳ね上がる可能性があるため、十分注意する必要があります。
② リフォーム・リノベーションには初期費用が多く掛かること
建物は時間の経過とともに劣化が進むため、ある程度の築年数が経過していることの多い空き家は利活用にあたってリフォーム・リノベーションが必要となるケースがほとんどです。
しかしながら部分的なリフォーム・リノベーションの場合は、数十万円~数百万円。フルリノベーションともなれば1,000万円以上の高額な費用がかかるケースも珍しくありません。
したがって空き家活用時にはまとまった初期費用が必要となりますが、アキサポなら「所有者様の自己負担0円でリノベーション」が可能です。
③ 適した活用方法かどうかプロからアドバイスをもらうこと
今回ご紹介した事例からも分かるとおり、空き家の活用方法は物件によって千差万別です。
ですが選択肢が多いだけに、空き家を有効活用したいと考えていても「最適な活用方法が分からない」という方も多いかと思います。
活用方法の選定は収益性などに大きな影響を及ぼすため、「空き家活用で成功するか・失敗するか」を左右するほど重要なポイントであるといえます。
多種多様な空き家活用を手掛けてきたアキサポなら、所有者様のお悩みや要望を踏まえた上で「どのような活用の仕方がベストなのか?」をご提案することができます。まずはお気軽にご相談ください。
各都道府県の空き家活用に関する情報
空き家事情や空き家関連の補助金・助成金の内容はエリアによってさまざまです。
そこで、主な都道府県の空き家関連情報をまとめたページをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
空き家活用方法に関するまとめ
今回は空き家の活用事例や活用をはじめる際に押さえておくべきポイントなどを解説しましたが、いかがだったでしょうか。
空き家には多種多様な使い道がありますが、物件の特徴やエリアなどを踏まえて適切な活用方法を見極めることが成功の秘訣です。
アキサポなら物件の周辺環境や立地条件など現地調査を行った上でプランをご提案できるだけでなく、所有者様の自己負担0円でリノベーションが可能です。
空き家に関して必要なこと、面倒なことを幅広くサポートしていますので、興味がありましたらお気軽にお問い合わせください。