ページタイトル

公開日:2020.09.04 更新日:2024.08.21

シェアキッチンで空き家活用|地域住民の交流の場、新たなスポット

空き家のお悩みは
にまるっとご相談!

活用売却など、最適なプランご提案

相談無料!さっそく問い合わせる空き家なんでも相談窓口 まずはサービスについて知りたい資料請求
コストゼロ
空き家を活用
改修工事から入居者募集、
維持管理まで
にお任せ
\所有者様はこちら/ 空き家活用の相談をする \空き家のお悩み相談はこちら/ 空き家なんでも相談窓口

南長崎のエリア傾向

東京23区のひとつ、豊島区はJR山手線・池袋駅を最寄駅としています。

その中にある南長崎 は新宿区・中野区・練馬区にも近く、アクセスの面でも便利なエリアです。住宅街のため子供や家族連れも多く、静かで落ち着いた街との評判が多数あります。

しかしながら、スーパーやコンビニも多く、夜になっても真っ暗になるということはないため、安心できる地域として親しまれてきました。

また、哲学堂公園・妙正寺川など、都心にありながら自然や四季の移り変わりを感じることができるスポットがあるのもポイントです。

人を呼び込みたい

そんな南長崎 がある豊島区は、2018年時点で東京23区内において空き家率が最も高いという問題を抱えていました。

ここの商店街は、かつて清戸道(きよとみち)という江戸時代から続く一般道沿いに出来た商店の集まりから派生しています。現在はシャッターが降りている物件も多く、かつての賑わいは減り閑散とした風景となってしまっていました。

担当が歩き回ったなかで一番印象的だったのは、商店街から一歩入ると住宅地が広がっているのに、日中は殆ど人気がないこと。

すみません。ここに住んでいる人って皆さんどこにいるんですか?

そうねえ。若い人も多いけれど、基本的には共働きだったりするので、皆子どもを預けて仕事に行っている事が多いかな

地元にいる時間って少ないんですか?

若い人たちは、皆寝に帰ってきているって感じが多いかもね。ここは年寄りも多いんだよ

それにしては、あまり歩いている方はお見掛けしませんが…

本当は皆で集まれる場所が欲しいんだけれど、ここは喫茶店なんかも少ないから、気軽に飲食できる環境が少ないんだよ

それは寂しいですね

本当は若い人が地元で起業とかしてくれるのが、一番嬉しいんだけどね

……

かつて、手塚治虫などの有名漫画家たちが下積み時代を過ごした「トキワ荘」。
元祖シェアオフィスがあった街の豊島区南長崎で、住民たちの要望を受け、新たなシェアリングサービスをオープンすることになりました。

豊島区初!公民連携によるシェアキッチン

2019年1月22日、豊島区南長崎2丁目のトキワ荘通りに、シェアキッチン「コマワリキッチン」がオープンしました。

ここは、豊島区による「創業チャレンジ支援施設開設事業補助金プロジェクト」に採択され、23区初の公民連携で設立された起業支援型施設。飲食起業を志す方に向け、豊島区がサポートを行います。
地元商店街・地域でまちづくりを行う人たちと連携を取ったプロモーションも行われました。

さらに2020年7月にはすぐ近くにある南長崎花咲公園内にて、区立トキワ荘マンガミュージアムがOPEN。8月現在で既に来場者数は1万人を越え、地元から、全国各地から来場する人が以前より格段に増えました。
地域交流の拠点としてのみならず、飲食起業家にとっては新たな販促路の開拓にも繋がっているようです。

コマワリキッチンの詳細

コマワリキッチンは、本格的な調理設備・菓子製造業と飲食営業許可の取得しているのが特徴です。

食品衛生責任者の資格を持っている人なら誰でも自分の屋号で、商品を製造・販売ができることから、自分のビジネスを始めたいが許認可・資金面がハードルになっていた人の助けとなります。

かつて二十年以上空き店舗だった場所を改装し、厨房には本格的な設備や調理器具が予め用意されていますので、誰でも気軽に利用することが可能です。
参考:コマワリキッチン 先日搬入したキッチン什器を並べてみました☀️I シェアキッチン

時間単位でプロ仕様のキッチンを借りることができるため、「まずは自分のやりたいことをお客さんに提供して、反応が知りたい」というニーズとマッチ度が高いのではないでしょうか。

さらに、プロによる起業塾が開催されるなど、創業をしたい人向けのサポートも充実しいて、「ビジネスの始め方がわからない」という方でも「食」に関わる仕事にチャレンジしやすい環境がここにはあります。

最終的な活用方法

オープン以来、コマワリキッチンは数多くの食に関するビジネスを生み出してきました。

例えば、パン・サンドイッチ・お菓子などを販売するのは人気の利用方法のひとつで、カフェのような内装も相まって、イートイン・テイクアウト両方での販売形態を取り、訪れる人も気軽に購入できます。
参考:コマワリキッチン 神田川ベーカリーI シェアキッチン

気軽に食べられる料理以外にも、「ガッツリとしたものが食べたい」という人の欲求を満たしてくれるような出店もあり、2019年3月にはローストビーフ専門店が開かれました。
参考:コマワリキッチン ローストビーフ専門店 『栄一朗』I シェアキッチン

このように、コマワリキッチンはビジネスにチャレンジする場としてだけでなく、利用者の創造性を表現する場の役割も担っているのです。

ぜひあなたの所有している空き家があれば、地域への恩返し、地域のロイヤリティ向上のために活用してみませんか?

空き家は放置すれば放火リスク・倒壊リスクだけでなく、地域の治安悪化にも繋がりか寝ません。

今回紹介した事例のようにシェアキッチンは、地域住民の交流の場となり、地域ロイヤリティを高めることから、地域貢献にも繋がります。

空き家を所有しているにも関わらず、その活用方法がわからないという方はシェアキッチンとして活用することを検討してみてはいかがでしょうか?

【アキサポ】あなたのこれからの暮らしをサポートします