「空いている土地を所有しているが、使い道に困っている」
土地は使っていなくても放置するだけで固定資産税が発生するため、コストがかさむのを避けようと売却を検討されている方も多いのではないでしょうか?
しかし、土地の売却は買い手が見つかるまでに時間がかかってしまうこともしばしばあるのです。
この記事では、そんな空いている土地の活用方法のひとつとして検討される「キッチンカー(フードトラック)運営会社に活用してもらう方法」について解説します。
売却や賃貸など、その他の土地の活用方法については以下の記事でも紹介していますので、合わせてご参照ください。
その他の土地の活用方法について知りたい方は
こちら
キッチンカーとは
そもそもキッチンカーとは移動販売型でフードやドリンクを提供するための、調理設備などを兼ね備えたトラックのことです。
スーパーの近くや遊園地、お祭りやイベント会場などに出店するのが一般的ですが、近年では市場の拡大に伴いオフィス街や公園などでも、多く見られるようになりました。
比較的提供速度が速く、片手で持てる商品の販売に向いていると言われ、キッチンカーや提供商品の見た目をお洒落な物にすればインスタ映えのスポットとしても人気を獲得できます。
その需要は2014年ごろから高まり、2016年に食品製造業等取締条例が改正され、露天販売や空き地の制限が緩んだことで、市場はいっそうの拡大を見せました。
キッチンカーの出店に向いている土地
キッチンカーの出店が向いている場所の特徴としては、以下のような物となります。
・人通りが多い場所
・1日中営業できる場所
前述のようにイベント会場やオフィス街だけでなく、街中の駐車場などでも出店が可能です。
ただし、あまりに住宅街の中にある場所で出店してしまうと、集客に繋がらない場合が多々あります。
また、オフィス街においても、ランチタイムだけしか集客を見込めなかったりということも考えられますので、注意が必要です。
キッチンカーの 営業依頼をすることのメリット
空いている土地を持っている場合、キッチンカーの 営業依頼をすることのメリットとしては以下のような物があります。
・初期投資を安く抑えられる
・エリアの動向が読める
それぞれ、順番にご説明します。
初期投資を安く抑えられる
所有している空き家や土地を活用していくことを考えた場合、キッチンカーの出店依頼をすれば、初期費用を安く抑えられるというメリットがあります。
空き家を活用していくにはリノベーションや建て替えが必要であったり、土地を駐車場などにする場合でも工事が必要です。
特に、駐車場運用の場合収益化ができず撤退する場合は、アスファルト等を剥がしたりすることになりますので、それを避けることで資源の節約にも繋がります。
キッチンカーを自身で運用する場合でも、店舗を一から作るよりもコストが安く抑えられ、場合によっては移動して他の場所でも出店できますので、柔軟な対応をとることが可能です。
また、すでに収益化している物件や土地があったとしても、場合によってはその空きスペースを使ってキッチンカー利用の依頼をすることを検討できます。
エリアの動向が読める
業者にキッチンカーの営業を依頼する場合は、売り上げの数%を賃料として貰うことが通例です。
そのため、しっかりとした収益を得るためには、自分が土地を所有しているエリアにキッチンカーを出店して売り上げが出るかどうかを見極めることになるため、マーケットの観点を培うことができます。
前述のように参入コストが低いからこそ投資の回収も比較的早く可能ですので、空きスペースが余っているようなら依頼の量を拡大したり、柔軟な戦略を取っていくことが可能です。
キッチンカーの営業依頼をすることの注意点
キッチンカー営業を依頼する際には、自身が所有している土地のエリアの保健所から営業許可証を、業者に取得してもらう必要があります。
キッチンカーの業者側がすでに営業許可証を持っていたとしても、それが別のエリアの営業許可証の場合であれば使用はできませんので注意が必要です。
また、2020年に拡大を見せたコロナ禍の影響で、人々の生活スタイルも一変しましたので、こちらに関しても入念なリサーチが求められます。
例えば、以前まで人で賑わっていたエリアのオフィス街がテレワーク推進の影響により、キッチンカーを出店しても、利益が見込めなくなっていたりもするのです。
オフィス街以外でも、自粛ムードが強いエリアでは多くの人が外出を控えるようになっていたりもしますので、キッチンカーの出店依頼を検討している方はこれらのことも加味しましょう。
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キッチンカーの依頼の事例
弊社が運営するアキサポでは、キッチンカーの出店依頼をしたい方や業者さまと、キッチンカーあっせん企業をつなげるサービスも行っています。
下記の写真は、東京都中央区日本橋の人形町の、空きスペースを利用したキッチンカーの営業風景となっています。
このようにキッチンカーは通常の店舗とは違い常に場所を占有する訳ではないため、営業時間をランチタイムだけに絞るなど、事情に応じて柔軟な契約体系をとることが可能です。
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まとめ
土地はその広さや立地によってさまざまな活用方法が考えられますが、どう運用していくのか決定するのは難しく、コストの面でもネックになることがあります。
キッチンカーの販売現場登録をし、業者などにキッチンカー営業を依頼することは比較的参入障壁が低く、コストも安く抑えやすいという点がメリットです。
例え利益率が悪く景気が悪化した場合でも、容易に撤退ができるという点もリスクマネジメントの面ではポイントとなります。
空いている土地の活用方法が分からずに悩んでいらっしゃるという方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。